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周辺の古墳

 両宮山古墳が築かれた平野をみてみると、同じく古墳時代中期の後半頃に造られた古墳が両宮山古墳の周辺に集中し、1つの古墳群を形成していることわかります。これらの中には両宮山古墳の陪塚(ばいちょう)と考えられている古墳もありますが、それぞれの古墳に埋葬されている人物が、両宮山古墳の埋葬者の親族や政権を支えた官僚的人物、あるいは両宮山古墳の埋葬者とは別系統の首長であるのかなど、はっきりとわかっていません。

陪塚…大形古墳(主墳)の近くに計画的に造られたと考えられる小形の古墳。陪塚に埋葬された人物は、大形古墳に埋葬された人物に対して、従属的な立場であったと想定される。

 

※これから紹介する古墳を散策する「両宮山古墳・備前国分寺跡と周辺遺跡をめぐるコース」はこちら

両宮山古墳周辺の古墳位置図 ▲両宮山古墳周辺の古墳位置図

 

 

和田茶臼山古墳

 両宮山古墳の後円部北側に造られた、墳丘全長55m、後円部径(推定)41.5mの帆立貝形古墳です。後円部の高さは北西のくびれ部から5.65mをはかります。後円部は二段築成と思われます。
 両宮山古墳と同様に葺石や埴輪は伴わず、また、外濠が両宮山古墳の外濠と一部共有する二重周濠がめぐっています。こうしたことから、この古墳の埋葬者は、両宮山古墳の埋葬者と親密な関係であったと想定されます。5世紀後半~末の築造と考えられます。

帆立貝形古墳…円墳に低く短かい突出部がついた平面形が、帆立貝に似ているところから名がついた。大和政権と地方首長の間での政治的規制から、こうした形態の古墳が築造されたともいわれる。

全景(西から) ▲全景(西から)

 

 

 

森山古墳

 墳丘全長82m、後円部径63m、同高さ12.1m、総長136mの帆立貝形の古墳です。後円部は高さが際立ち、二段築成の可能性があります。周囲には周濠を巡らしていました。
 両宮山古墳と異なって葺石と埴輪が伴っています。形象埴輪では蓋(きぬがさ)・家が、朝顔形埴輪では肩部に鹿が描かれた破片が出土しました。5世紀後半の築造と考えられます。 

…衣蓋とも表記。高貴な人にさしかける笠として形づくられたもの。埋葬された人物の権威の象徴を示すものとして重要であったとされる。

全景(北から) ▲全景(北から)

 

 

正免東古墳

 墳丘の直径が23mをはかる古墳です。前方部の有無が判断できないため、円墳か前方後円墳かわかりません。調査成果から葺石が認められ、二重周濠の可能性もあります。
 周濠の底からは、鹿の線刻絵画や円弧文様をもつ埴輪や蓋・家の形象埴輪が出土しました。森山古墳と親密な関係が想定されます。5世紀後半の築造と考えられます。

調査状況(北東から) ▲調査状況(北東から)

 

 

廻り山古墳

 墳丘全長47mと推定される前方後円墳で、高さ5mの低い丘陵の頂部に造られています。墳丘は畑の開墾が著しいですが、大きく開いた前方部を北に向けています。墳丘を取り巻く周濠をもつ古墳は、周辺ではこの古墳が最後と思われます。
 未調査のため、埋葬の主体部や葺石や埴輪などの外表の様子はよくわかりませんが、6世紀前半の築造と考えられています。

全景(西から) ▲全景(西から)

 

 

朱千駄古墳

 墳丘全長85m、後円部径40m、同高さ6.5mをはかる二段築成の前方後円墳です。北に延びる丘陵斜面に平行して築かれ、前方部を東に向けています。
 後円部には兵庫県の竜山石(たつやまいし)製の長持式(ながもちしき)石棺が置かれていたようです。中からは、この古墳名の由来となった大量の朱や銅鏡、玉類、刀剣類が出土しました。5世紀末に築造されたと考えられます。

全景(南から) ▲全景(南から)

 

 

小山古墳

 墳丘全長67m、後円部径42m、同高さ7.9m、総長89mをはかる前方後円墳で、二段築成の前方部と三段築成の後円部をもちます。低い丘陵の先端部分に築かれ、前方部を南に向けています。
 後円部にある社殿の裏側には、熊本県の阿蘇(あそ)産の溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)製である家形石棺の身と蓋(ふた)が破片となって残されています。埴輪が列状にめぐっており、5世紀末の築造と考えられます。

全景(南東から) ▲全景(南東から)

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